コロナ禍以降、ブームとなった「芸能人のYouTube進出」。
“テレビからネットへ”という流れの中で、多くのタレントたちがチャンネルを開設した。
しかし今、状況は一変している。
「YouTubeって芸能人にとって“救世主”じゃなかったの?」
そんな声が、SNSでも散見されるようになっている。
今回は、“なぜ芸能人YouTuberは苦境に立たされているのか?”を掘り下げつつ、
それでも“勝ち残っている芸能人”の共通点を分析していく。
テレビ離れ&コロナのダブルパンチ!! 「芸能人YouTuber」ブームの到来
テレビを保有する家庭は9割越えと高い水準であるが、4割を超えるテレビが「インターネットに接続」(=地上波以外の視聴など)をしており、インターネットに接続していない家庭の約3割が「今後インターネットに接続したい」と回答しているデータもある。

また、テレビの利用方法の中でYouTubeは約25%(2021年)とダントツトップであり、2025年現在はより高い割合で利用されていることが容易に想像できる。

また、2020年から2022年頃にかけてはコロナの影響もあり、YouTubeはまさに芸能人の“避難所”だった。
✔ テレビの収録が止まり、YouTubeが主戦場に
✔ SNSと連動し、バズが生まれやすい構造
✔ ファンとの距離感が近くなり、熱狂的支持を得やすい
しかし2023年以降、芸能人チャンネルの多くは以下のような現象に直面している。
◆再生数の激減
◆広告単価の下落
◆スタッフ・企画・運営コストの増加
◆ネタ切れ・モチベーション低下
中堅以上のタレントほど、「テレビ的な見せ方」を求めて制作コストがかかり、
YouTubeという“DIY”な世界観とズレが生じやすかったのだ。
芸能人の“離脱”が相次ぐ背景
例えば…
✔ 長州小力や波田陽区などの芸人:チャンネル登録者数千人程度から伸び悩み。視聴者層広げられず
✔ 手越祐也:勢いはあるが、炎上とトーンの不一致で方向性迷走
✔ 堀江貴文:本業やXでの発信にシフトし、YouTubeは定期的な動画投稿あるもサブ的な扱いに
✔ 本田翼:チャンネル更新頻度が激減。メンバーシップ会員からは批判や悲しみの声多数


やっぱり有名人でも、YouTubeでバズるのは簡単じゃないんだにゃ
これらは単なる“熱が冷めた”だけでなく、以下のような本質的な理由がある。
つまり、YouTubeは思ったより“過酷”な世界だったのだ。
それでも“勝ち残っている芸能人”の特徴とは?
芸能人YouTuber全体が苦戦する中、“強い人たち”も存在している。
※【】内の数字は2025年7月現在のチャンネル登録者数
【549万人】中田敦彦:トーク力と独自の学習スタイルで定着
【134万人】ヒロミ:バイク等の男性向けから家族シリーズ動画までと、幅広い視聴者層を獲得
【152万人】渡辺直美:独特の世界観が垣間見える動画がZ世代中心に人気。レディーガガも出演
【242万人】カジサック:いち早くYouTube界に飛び込み、子供を中心とした動画展開
これらの芸能人に共通するのは…
「自分の言葉で話せる人」こそが、YouTubeでは信頼される。
逆に「番組っぽさ」を前面に出したチャンネルほど、苦戦しているのが現実だ。



私はダイエットのために「なかやまきんに君」をよく拝見するにゃ
今後、芸能人はYouTubeとどう付き合うべきか?



確かに演者とスタッフの自然体な会話はつい見ちゃうよね
2020年のように「やれば伸びる」時代は終わった。
これからは、“YouTubeに合わせられる芸能人”だけが生き残る時代に入っている。
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📰 情報ソース一覧
・各芸能人のYouTubeチャンネル(実データ)
・再生回数・更新頻度・登録者数の推移(Social Bladeなど)
・Yahooニュース、ORICON、モデルプレス記事など
・X(旧Twitter)・Instagramのリアクション数